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季節の変わり目です

こんにちは。佐久市岩村田 いわま歯科クリニック 院長の岩間です。

春、新生活が始まる季節がやってきました。季節の変わり目は歯肉が腫れて受診する方が増える傾向にあります。

『そういえば最近親知らず近くの歯肉がぷっくり腫れてるんだよなぁ…なんていう方、いらっしゃいませんか?

 

季節の変わり目は気温気圧の変化が激しく、身体がついていけず自律神経が乱れ、免疫機能が低します。

春は入学や就職など、慣れない生活が始まる方も多く、疲れストレスがたまりやすいため、さらにその傾向が強くなります。

歯肉には毛細血管がたくさん通っているので体調の影響を受けやすいのですね。

痛みがあるとどうしてもその部位を避けて歯磨きをしがちですが、それはその部分にプラーク(汚れや細菌のかたまり)を残してしまうということです。

無理のない範囲でやわらかめの歯ブラシで優しくブラッシングしてあげてください。

お口の中になるべくプラークを残さないということは歯肉の腫れに対してだけではなく、むし歯歯周病の予防にとってもとても大切なことです。

ていねいに歯磨きをして、ゆっくり休んで疲れを取るだけで症状が治まることも多いですが、腫れ痛みが続く場合は、迷わず歯科を受診してくださいね!

4月・5月・6月の診察スケジュールのご案内

4月19日(火)佐久市歯科検診のため、午後休診。

5月2日(月)都合により休診。

6月1日(水)佐久市歯科検診のため午後休診。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、当院の診療スケジュールは、トップページのカレンダーからも確認できます。

歯を失うことと噛む力

こんにちは。佐久市岩村田 いわま歯科クリニック 院長の岩間です。


みなさんはリンゴを手でつぶすことはできますか? おそらく大半の方は無理だと思いますが、歯が健康であれば丸かじりはできますよね。
リンゴを手でつぶすとき、およそ70~80kgの力が必要だそうです。

成人男性の平均的な握力は40~50kgほどなので、人間にとってはかなり大きな力が必要だということがわかりますね。
握りつぶすのとは単純に比較はできませんが、人間はリンゴをガブリと丸かじりできるほどしっかり噛む力を持っているのです。

人間が思い切り噛んだ時の力は、体重に比例していると言われます。
体重40kgなら40kg。60kgなら60kgほど、ということですね。

噛む力は年齢や日頃の軟らかいものばかり食べているといった食生活だけではなく、口腔内の状態によっても大きく変化します。
むし歯歯周病などで歯を失った場合、例えば奥歯を失った場合はそれがたとえ1本だけだとしても2~4割ほど低下すると言われています。
4割噛む力が低下したら…食べられるものも減り、健康な生活に影響が出ることは想像に難くないですね。前歯を1本失ってしまっただけでもリンゴを丸かじりできなくなるかもしれません。


万が一歯を失ってしまった場合、食べることに関してだけではなく、体全体の健康状態や認知症、生活習慣病等、さまざまなことへの影響が懸念されます。
決してそのままにせず、必ず歯科で適切な処置を受けてください。

たとえば入れ歯を入れたとしても、もともとのご自身の歯の噛む力には遠く及びません。
日頃から歯磨きをしっかりと行い、定期的に歯科検診でお口の健康状態のチェックを受け、むし歯や歯周病早期治療を心がけましょう。

明けましておめでとうございます。

こんにちは。佐久市岩村田 いわま歯科クリニック 院長の岩間です。

年が繰り上がり、新しい一年が始まりました。みなさんは新年をいかがお過ごしでしょうか?

新しい年を迎える準備はバッチリ!と心地よい気分で新年を迎えられた方もいらっしゃれば、昨年の年末は忙しくてなかなか掃除まで手が回らなかった・・・という方もいらっしゃるかと思います。

でも新しい年を迎えたからには、誰だって良い一年にしたいですよね。

今年をより良い一年にするために、お口の中から準備をしてみるのはいかがでしょうか?

統計上、95%もの日本人が毎日歯磨きをしており、2人に1人は一日に2回磨いているそうです

「歯磨きをする」ことが当たり前の習慣になっているということですね。でも日本人のむし歯の数は先進国の中ではトップクラス

これは「歯磨きをしていても汚れがきちんと落とせていない」ということ。

歯ブラシだけで歯磨きを終えてしまう人が多く、諸外国に比べてデンタルフロス歯間ブラシ等の補助器具の使用率が低いということと、「予防するために歯科に行く」という予防歯科の意識が低いことが原因だと思われます。

まだ歯ブラシだけで磨いている方、新しい年はぜひフロスも使ってみてください。

こんなにまだ食べ物や汚れが残っていたんだ!」とびっくりされることと思います。そしてもう一つ、「予防歯科」を意識してみてくださいね。

 

昨年も多くの患者様にご来院いただきまして、誠にありがとうございました。

当院スタッフ一同、心より御礼申し上げます。今年も皆様の健康のお役に立てますようより一層努力して参ります。

皆様にとって良き1年になりますよう、心より願っております。

マスクの中のニオイの原因

こんにちは。佐久市岩村田 いわま歯科クリニック 院長の岩間です。

秋も深まり、各地の紅葉の話題がニュースで取り上げられるようになりました。少しずつ観光も再開していることも、明るい話題ですね。 

それでもまだまだマスクは必須な中、一日中付けていると、マスクがなんだか臭うなぁ…」と感じることがあると思います。

口腔内には無数の細菌が生息していて、呼吸をしたり、会話をしたりして過ごすうちに、その細菌がマスクに移り、さらに呼気に含まれる湿気によって細菌が増殖し、その細菌が臭いの原因となっているのです。

 口腔内の細菌の多くは、舌についている「舌苔(ぜったい)」に生息しています。舌苔とは、舌についている白い苔のようなもののこと。

この正体は、舌の表面にある凸凹に食べかすや細菌などが溜まり、苔のようになったものです。細菌のかたまりであるこの舌苔は、時に高齢者の誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因にもなります。

舌苔は適度に取り除くことが必要です。
歯みがきの時に一日一回、できれば専用のブラシで舌を傷つけないように優しく行いましょう。(※絶対にゴシゴシこすらないでください。

ブラシは舌の奥から手前に向かって一方に向かって行います。頑固な舌苔には、専用のジェルを使ってみましょう。決して一度で無理に取り除こうとしないでくださいね。

気になること、困ったことがありましたらお気兼ねなくご相談ください。

 

12月の診察スケジュールのご案内

12月の診察スケジュール

12月15日 佐久市検診のため午後休診

12月29日午後~1月6日まで休診

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、当院の診療スケジュールは、トップページのカレンダーからも確認できます。

トップページはこちら。

実は弱い子どもの歯。こうやって守りましょう!

こんにちは。佐久市岩村田 いわま歯科クリニック 院長の岩間です。

乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯よりも弱いのをご存知でしょうか?

一般的に大人になるにつれ、少しずつ虫歯になりにくくなる傾向があります。

お子さんの歯はデリケートなので、大人と同じ対策をしていては、虫歯になってしまうことも少なくありません。

今回は、お子さんの歯を守っていくための方法についてご紹介します。

≪乳歯や生えたての永久歯は虫歯リスクが高い≫
子どもの歯が大人の歯に比べて弱いのは、次のような理由からです。

1.乳歯は永久歯よりやわらかく、エナメル質が薄い
乳歯の歯の質は永久歯と比べるとやわらかく、また、一番硬い層であるエナメル質の厚さも永久歯の半分くらいしかありません。そのため、虫歯になりやすく、そして進行が速い傾向があります。

2.生えたての永久歯は質が未熟
生えたての永久歯は、大きくしっかりしているように見えますが、質がまだ完成しておらず、未熟な状態で、非常に虫歯になりやすい傾向があります。

≪お子さんの歯を守る方法≫
◆おやつのダラダラ食べをしないようにしましょう
虫歯ができてしまう1番の原因は、やはりなんといっても糖分の摂り過ぎ、摂り方です。
虫歯は、虫歯菌が糖分を餌にして酸を作り、それが歯を溶かすことで起こります。
お口の中に糖分が長く留まることのないように、おやつのダラダラ食べは控えましょう。

◆正しい歯磨きの習慣をつけましょう
食後の歯磨きの習慣も大事です。特に大事なのは、夜寝る前の歯磨き。
眠っている間には唾液が減り、虫歯のリスクが一気に高まりますので、寝る前には必ず丁寧に磨く習慣をつけましょう。

また、子供のうちは一人ではなかなか器用にすみずみまで磨け ないものです。そのため、できれば小学校高学年になるくらいまでは、1 日に 1 回でもいいので、保護者の方が最後に仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。

◆定期検診と予防処置を受けましょう
定期検診を受けることで、虫歯ができても早めに対処ができ、進行をストップすることができます。

そして、歯自体が弱い子供の時期には、歯を強くする効果のあるフッ素塗布、歯の溝から虫歯になるのを予防するシーラントを受けることで、虫歯を効果的に防ぐことができます。

一度虫歯になったところというのは、また虫歯ができやすくなります。

虫歯リスクの高い子どもの時期にしっかりと予防をしておくことで、その後も虫歯になりにくくすることができますので、お子さん歯のケアは特に丁寧に行うことが大事です。